戸建て住宅にて外階段の防水工事を行いました。
階段の隙間から落ちるコンクリートから出る白い白華、(石化、エフロ)などとも言います。
この白華が気になるとの事で、原因となる鉄骨階段の床面を修繕工事を行う為、ウレタン防水塗装工事をさせて頂きました。
この様な現象のほとんどが、外部の水が浸入することが原因となります。
おもに気温が低くなる冬期や湿気の多い梅雨時期です。
白華現象はコンクリート内部に侵入した水分が蒸発するときに起こるので、やはり湿度が高い時期に起こりやすくなります。
壁や床のタイル目地からも、にじみ出たりします。
原因として、鉄骨階段の床防水層の隙間や劣化部分から雨水が侵入し、コンクリートに含まれる水酸化カルシウムなどの可溶性塩類が、雨水などの水分に溶け出し、表面に移動して空気中の二酸化炭素と反応して炭酸カルシウムなどの白色の結晶として析出するために起こります。
鉄骨階段の裏側には、白華の固まりや、にじみ出た跡があり、防水シートが劣化で浮きや切れ、剥がれがあります。
また、端部のシーリングの劣化や、隙間がある状態です。
今回は、既存の防水材を全面撤去を行い、新たにウレタン樹脂塗膜防水を行います。
先ずは、既存ノンスリップ金物や防水層の撤去、ケレン、錆止り清掃から施工を行います。
既存防水層の撤去したら、以前にコンクリートのひび割れをシーリング充填の補修がしてあり、補修の後、FRP(繊維強化プラスチック)に防塵塗装を行う施工がしてありました。
既存の防水層をしっかりと剥がし撤去、ケレンや錆とり清掃を行い、ノロ引き(下地調整)クラック処理しプライマー下塗り、端部や隙間のシーリング充填、補強メッシュを貼り、ウレタン防水ゴム樹脂を1層、2層と2回塗布、トップコート塗装にて仕上げてていきます。
また、階段のノンスリップ金物も撤去、交換、蹴込みやササラなど、平場用、立上り用と材料を変えながら施工を行います。
カチオン系モルタルにてノロ引き下地調整
プライマー下塗り、シーリング充填
メッシュ補強、ウレタン防水ゴム樹脂1層目塗布
ウレタン防水ゴム樹脂2層目塗布
トップコート塗装/ノンスリップ金物取付け
トップコート塗装には、滑り止めゴムチップ入を塗布し、ノンスリップ金物は、既存の物より大きめな金物を設置しました。
養生撤去や清掃など行い完了となります。
今回の施工では、広範囲ではないですが、作業工程の多さや作業場所の狭さ、上から下へ作業などある為、4日間の施工となりました。
FRP防水は、ベランダやバルコニーなど、戸建て住宅などにてよく使用されています。
FRP防水では、FRP防水層が硬いので、下地の腐食があっても気付かない事が多く、FRP防水のほとんどが、木材による下地施工の為、経年劣化や雨漏りなどでFRP防水を張替えた時に、下地木材が思った以上に腐食していた事が、過去に何度もございます。
FRP防水では、メンテナンスとして、トップコート塗装を数年で行ったり、歩いてる時などに床が沈んだりフカフカしている場合には、早めの対応をお勧めします。
:今回の使用塗料
AGCポリマー建材 ウレタン塗膜防水
セラセーヌ 密着SD工法による施工
Before/After
防水塗装工事記事
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