戸建て住宅にて床の修繕工事を行いました。
経年劣化により、床板の沈みやへこみが酷かった為、修繕工事のご依頼を受け、打ち合わせを行い、上貼り施工(既存の床の上にそのまま施工する)を行う事とさせて頂きました。
20~30年前の木造の住宅では、根太や下地垂木に対して、12ミリ厚程に床板材が直に1枚張って施工してあるのが多く、長年経つと痛み、床が弱くなる事が多くあります。
水漏れや湿気などでが原因で傷む場合もありますが、一昔前の住宅では、この様な造りが多いです。
現在では、CF施工やフローリング施工でも捨て貼り材と言う板が貼ってあったり、板のつなぎ目に補強垂木が施工してあり強度があります。
また床下もベタ打ち(床下が土などでは無く、コンクリートが打ってある)施工や床下断熱などで、湿気や結露の発生を防いでくれる造りになっていたりもします。
工事を行う際には、床材の全面撤去や解体を行い、新たに木材にて施工する場合もあります。
その場合には、費用や工期が増えます。
また、上張り施工をする際には、無かった段差ができてしまったり、ドアや扉が開かなくならない様、注意しなければいけません。
貼り替えと重ね張りや上張り施工のどちらが良いか、床の状態や予算に合わせて検討しましょう。
重ね貼りや上貼り、上張り、増し貼りなどと言う同じ様な定義の言い方があります。
床下収納などから根太垂木や下地材を確認し、補強などを行いながら施工をしていきます。
今回は、不要との事で2つある床下収納を撤去し、新たに1つ設置、冷蔵庫や家具移動を交互に行い床板を貼っていきます。
床下地施工後、引き続き床のクッションフロアを貼っていきます。
クッションフロア材は、打ち合わせ時、カタログや資料にて製品を選んで頂きます。
清掃、確認を行い施工完了です。
施工完了後、家具やテーブルなどを戻し工事の完了となります。
床板の貼り替えのタイミングは、床材の種類や使用状況によって異なりますが、一般的には以下のサインが見られたら検討時期です。
貼り替えのタイミングの目安
築15~20年、一般的な目安として、築15~20年が床板の貼り替え時期と言われています。
床材の種類
無垢フローリング:30年以上
複合フローリング:10~15年
クッションフロア:10年
フロアタイル:10年以上
劣化のサイン
傷や落ちない汚れが目立つ
日焼けや色褪せが目立つ
床鳴りや軋みを感じる
床のへこみや沈みを感じる
床のきしみを感じる
床材の種類と耐用年数
・無垢フローリング
天然木ならではの風合いや耐久性が魅力ですが、定期的なメンテナンスが必要です。
・複合フローリング
比較的安価で、傷や汚れに強いものが多く、メンテナンスも容易です。
・クッションフロア
水や汚れに強く、クッション性があり、トイレや洗面所などに適しています。
・フロアタイル
デザイン性が高く、耐久性にも優れており、店舗やオフィスなどにも使用されます。
貼り替えを検討する際のポイント!
床材の種類や状態、予算に合わせて、最適な床材を選びましょう。
信頼できる業者に依頼し、見積もりや工事内容をしっかりと確認しましょう。
貼り替えと重ね張りや上張り施工のどちらが良いか、床の状態や予算に合わせて検討しましょう。
床板の貼り替え時期は、使用環境やお手入れの頻度によっても異なります。
定期的なメンテナンスを行うことで、床板の寿命を延ばすことができます。
床板の貼り替えは、住まいの快適性を大きく左右する重要なリフォームです。上記を参考に、ご自宅の床の状態をチェックし、最適なタイミングで貼り替えを検討しましょう!
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