戸建て住宅にて排水管の交換工事を行いました。
トイレの排水管に庭木など植物の根が排水管に入り込み排水管をふさいでしまい、流れが悪くなり、詰まりの原因となりました。
排水桝から高圧洗浄やケレン作業で少しずつ取り除きましたが奥まで全て取り除けない為、掘り起こし排水管を交換する事にしました。
排水マス側から大量の根が排水管に入りこんでいました。
排水マス側に排水管の接合部分があり劣化でモルタルが剥がれ根が浸入したと思われます。
それでは、掘削作業に入ります。
植栽や庭木は、別の場所に移し、土を掘り起こします。
建物からは、塩ビの排水管が出てコンクリート排水管に接続されていました。
この部分からも根が侵入していて排水桝側と塩ビ配管側の両方から根が入り込んでいる状態でした。
長年の劣化や地震などで配管の接続部分にあるモルタルや接着剤などが剥がれ、その隙間に根が入り込んだと思われます。
植物や木の根は、水分をほしがるので、水がある方に伸びていきます。
一度入り込むと知らないうちに成長してしまうのです。
コンクリートの排水管を割るとこんなにも根が入り込んでおり、根の中は2〜3センチ位しか穴の隙間がありませんでした。
これでは水の流れも悪くなってしまいますね。
コンクリート配管を全て外し、新たに塩ビの排水管に交換、接続を行い排水桝と配管の隙間にモルタルを詰め隙間を塞ぎ、隣にある排水桝も確認、清掃を行い、土を埋戻し作業完了となりました。
水も勢い良く流れ、排水不良が解消されました。
庭木や植物が根を張り排水桝や配管を詰まられる事は、近年の住宅における塩ビや樹脂製の排水設備では、あまりみられないですが、数十年前の排水設備やコンクリート桝には、ありえますので気になる方は、ご自宅がどの様な桝か確認してみたり、排水桝や排水点検口などの蓋を開けて確認してみて下さい!
もし根など植物が見えた場合は、下流の方へ引き抜いたりホースなどで水を流したりしてみて下さい。
無理に棒で突いたり、押し込んだりすると逆に配管を塞いでしまう恐れがありますし、排水管を破損させてしまう可能性があるので注意が必要です。
排水管の詰まりなど早めに対応しないと工事も大掛かりとなってしまい、工事費用も高くなってしまいがちです。
排水管は、私たちの生活においてなくてはならない存在です。
私たちが日々使う水は、一度使用すると汚染され、そのままにしておくと衛生上の問題や、悪臭の原因となります。排水管は、この汚れた水を安全に処理し、環境に負荷をかけずに排出するための重要な役割を担っています。
排水管が担う主な役割
衛生面の確保: 排水管は、汚水を建物から速やかに排出することで、室内を清潔に保ち、病気を予防します。
悪臭の防止: 汚水が滞留すると、悪臭が発生します。排水管は、適切な勾配や素材で設計されており、悪臭の発生を抑制します。
環境保護: 汚水を適切に処理し、下水道や浄化槽に送り込むことで、環境への負荷を軽減します。
建物の構造の保護: 排水管は、建物の構造を保護する役割も担っています。漏水が発生した場合、建物の構造を損傷させたり、周辺環境に悪影響を及ぼしたりする可能性があります。
排水管のトラブル
排水管は、長年の使用や経年劣化によって、詰まりや漏水などのトラブルが発生することがあります。これらのトラブルは、生活に大きな不便をもたらすだけでなく、健康被害や財産損失につながる可能性もあります。
排水管のメンテナンス
排水管のトラブルを防ぐためには、定期的なメンテナンスが重要です。ご家庭では、排水口にゴミを溜めない、油を流さないなどの注意が必要です。専門業者による点検や清掃も、排水管の長寿命化に繋がります。
排水管は、私たちの生活を陰ながら支える重要なインフラです。排水管の役割を理解し、適切なメンテナンスを行うことで、快適で衛生的な生活を送ることができます。
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